やっぱり俺のお気に入り
俺は雨宮龍斗(あまみやりゅうと)、高校1年。



入学して、ほぼ半年。



彼女はいるよ・・・・・多分?・・・・・うん・・・何人かね。



それって彼女か??



それすら分からねぇ・・・・・。



なんとなくOKして、適当に遊んで楽しければいいかって感じの付き合いの子。



だから俺は最低って言われるのか??



でもこんな俺と分かっているのに、寄ってくる女のほうは悪くないのかよ。



俺が本気じゃないって気づいた女は、



別れ際、たいてい俺に言うんだよな・・・・・。



『あたしだけは特別だと思ってたのに』ってね。



そんなの俺、言ったことねぇし。



勝手な思い込みを押し付けんじゃねぇって・・・・・。



だから女は面倒。



本気になんかなんねぇよ。



なりたくもねぇって・・・・・。

< 4 / 296 >

この作品をシェア

pagetop