やっぱり俺のお気に入り
それなのに、なんなんだ・・・・・。



「龍~斗~!」



「龍斗君♪♪」



この女達。



「ねぇ、龍斗~ってば!また朝、美由紀と仲良く話してたでしょ??」



はぁ??



誰だ・・・・お前??



なんでお前にそんなの言われなきゃいけねぇんだよ。



「龍斗がメールムシるから、あたし昨日の夜、ずっと待ってたんだよぉ。もぅ、マジ悲しかったぁ」



お前も誰だよって・・・・・。



そんなの知るかってぇの。



俺と裕輔の周りにはどんどん増える女の数。



次から次へと俺に話しかけてきやがる。



その女のほとんどが俺だけに視線を向ける。



「ねぇぇ、皆川(みながわ)君、悪いんだけど、あたし達、龍斗と話したいの。だから、席はずしてくれない??」


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