やっぱり俺のお気に入り
俺の髪を両手でクシャクシャにしてニコニコしている裕輔。



っていうか・・・・・裕輔・・・・・大げさじゃねぇか?



そうは思ったが・・・まぁ・・・いっか・・・。



「俺、平岡未来に告った・・・」



あまりに嬉しそうにしている裕輔を見て思わず言ってしまった。



俺の言葉にますます喜んではしゃぐ裕輔。



「マジ、マジ、マジ??そっかぁ~!お前もようやく人並みに恋しようと思うようになったか・・・・」



「人並みに・・・とか失礼じゃん。まっ、俺も自分でもなんか信じられねぇんだけどさ・・・・・」



「龍斗もチャラ男卒業だなぁ!!」



まぁ、今までが今までだっただけに否定は出来ねぇけど、俺ってそんなにひどかったのかよ??



いったい裕輔には俺はどんな男に映っていたのか・・・・・。



裕輔はよくそんな俺と『ダチ』やってたよな。



『チャラ男卒業』か・・・・・。



ホントにそうなればいいな。



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