やっぱり俺のお気に入り
「おはよっ!」



次の日、友達と歩いている美由紀と目が合った。



「おぅ!美由紀、おはよう」



そこにはいつもと変わらない美由紀の笑顔があった。



いつの間にか秋の気配を感じるような風が吹き抜ける。



校門を自転車で駈け抜けると、そのまま自転車置き場へと向かった。



「おはよう!龍斗君♪」



「雨宮君~~♪♪」



途中、何人かの女に声を掛けられ、



「おはよう」



ただ俺は普通に応えてるだけなのになんだか喜んでる女達。



「きゃあ~~!朝から雨宮君としゃべっちゃったぁ♪」



別に挨拶を交わしただけじゃん・・・・・って思うんだけど・・・・・。
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