君と出会えたからはじまった恋
-小学生の頃-
4月になって私達は、6年生になった。
今回は、クラス替えがなかったので5年の時と同じメンバーで卒業まで過ごすことになった。
始業式の次の日に私と美緒はまた放課後一緒に遊んで恋バナをした。
「ねえやっぱり好きな人いるでしょ?」
「え?」
そう言えば私は春休み前に好きな人は?と訊かれ答えることができなかった…。
「ねえ教えて!」
「あ‼もしかして…河江?」
「う!」
な…なんでわかったの?
「あ。図星なんだ~」
「なんで美緒には、わかるの?」
「え?だって私の好きな人のこと話してからずっと河江のこと見てたし。」
「なんでもわかるね美緒は。」
美緒は恥ずかしそうに笑った。その笑顔はとても可愛いかった。
あ、私って笑顔で人を選んでいるのかも、
だって翔太郎のどこにひかれたかというと
「笑顔」かもしれない。
「まあ河江のこと好きな同士頑張ろ!」
「うん‼」
二人で笑った。ニッコリ笑顔で笑った。
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