嫉妬させよう大作戦!



遡ること5ヶ月。



その日は1月中旬のとても寒い日だった。



議員だったあたしは放課後の議会を終えた後、

帰宅しようと通用門に向かっている時だった。




1年のときも同じクラスだった清波くんに声をかけられ



「俺と付き合って欲しい。」



と言われた。




かっこいいと話題になっていた清波くんを知らない人はたぶんいない。


そして、女嫌いという噂を聞いたことがあった。


私がまさか清波くんに告白されるだなんて思ってもみなかった。



私も清波くんのさりげない優しさに心を惹かれていて

好きだった。


だから


「お願いします。」


とあたしは返事をした。




そして、あたしと清波くんのお付き合いが始まったのだ。



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