After -deconstruction "God Ideology"
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火神と水神,そしてもう1匹来ることになったひけーこんが今,フラメラス港行きの船に乗っている.
今回は特に大きな嵐もなく,順調な旅だった.
もう,あのときから1年以上たっていた.
水神は初めての船旅だったが,ジラスだった頃は真冬に外に出ることは必ずしも楽ではなかったこともあってか,もう春も終わりになった今では外の方が気持ち良いものなのである.
「もうすぐフラメラスの港だね.」
水神は今までになくまだ見ぬ土地にわくわくしていた.
それとは対象的に火神は口を閉ざしたままだった.
「….
火神もリーリュスで大変だったの?」
「まあ,な.いきなりいなくなっちまったからな.
ま,親だってそのうちきっとわかってくれるさ.」
「そうだひけ.
火神がいなかったら,世界は変わってくるだひけ.」
火神と水神,そしてもう1匹来ることになったひけーこんが今,フラメラス港行きの船に乗っている.
今回は特に大きな嵐もなく,順調な旅だった.
もう,あのときから1年以上たっていた.
水神は初めての船旅だったが,ジラスだった頃は真冬に外に出ることは必ずしも楽ではなかったこともあってか,もう春も終わりになった今では外の方が気持ち良いものなのである.
「もうすぐフラメラスの港だね.」
水神は今までになくまだ見ぬ土地にわくわくしていた.
それとは対象的に火神は口を閉ざしたままだった.
「….
火神もリーリュスで大変だったの?」
「まあ,な.いきなりいなくなっちまったからな.
ま,親だってそのうちきっとわかってくれるさ.」
「そうだひけ.
火神がいなかったら,世界は変わってくるだひけ.」