After -deconstruction "God Ideology"



 2人は気づくと今度は人の群れの中にいた.

しかし,その人の群れは知っている人達だった.

リーリュスの村の人達だった.

「ジラス.

 お前今まで何していたんだい?

 母さんはあんたのことが…」

ジラスの母親は涙ながらに語っていた.

「夜は遅くまで遊んじゃいけません,って言ったでしょう.」


 キャサのほうはそのまま迎えに来た両親に連れられてしまった.

一方のキャサは連れられる時に手を振って,まだこりていない様子だった.

「(全く)…」

とりあえずジラスは逆らうことに意味がないと考え,素直に従っていた.


 その日,次の日と,2人は相当怒られていたみたいだった.
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