After -deconstruction "God Ideology"
「方法は簡単だ.

 風神のナルカ(※)でガゴス国の統治舎の真上がいいだろう.
★ナルカ:移動魔法.屋根のある場所では使えない.

 そこへ行き,水神・土神・風神・雷神で超津波を呼び寄せるのだ.

 我々の増幅エネルギーもここからではあるが送ろう.

 その間に,火神・聖神・生神はまだ生きている元の水神を探し出し,殺すのだ.

 まあ,超津波でも死ぬだろうが,特に要らないものは棄てるだけではなく,切り刻まないといけないからな.」

「神は私たち.

 どこまでも支配下の大地.

 神秘の大地こそがマジックヴィレッジ.

 この混沌として地には神が必要であり,人間どもはそれに従うべきだった.

 人間は神に貢献した.

 続きは真の平和を取り戻したときにしましょう.」

月様の読み上げる言葉は,そこにいる全ての神達を鼓舞した.

「星月様.

 ついに完成しましたひけ.」

突然ひけーこんが登場した.

手には濁っている青い球が握られている.

「ちょうどいいところです.

 水神,これを持って,超津波を呼び寄せるのです.」

月様がひけーこんから受け取った青球を水神に渡した.

水神はさっと手を出し,ぱっと受け取った.

「さあ,行くのだ.我々のために.」
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