After -deconstruction "God Ideology"
男の子の方はもう疲れているようだった.

「なに言ってるのよ,ジラス.

 せっかくここまで来たんだから,最後までいかないと意味ないでしょう?」

どうやら女の子の方はまだまだ強気なようだ.

男の子の名前はジラスというらしい.

「だってさ…そろそろ親の手伝いをしないといけないだろ?」

「あーら,ジラスは親の手伝いなんかした事ないじゃない?

 私は知っているわよ.

 …さては怖いの?」

その女の子は,名前はキャサというのだが,少し笑いながらおちょくってみた.

「そ,そそんなこと…はないさ.

 い,いこうじゃないか.」

ジラスはどんどん歩いていった.

どうやら辺りは何も見ていないようだ.

「ち,ちょっと待ってよ…ジラス.私を置いていかないでよ.」

キャサも急いでジラスの後を追いかけていった.
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