極上に甘いキスしてみない?



すぐに顔を隠してその場から走って逃げようとした…

けど…


「まって。なんで泣いてんの?」

パシッと翼先輩の手がわたしの手首を掴む


「や、やだ…っ…は、離してください…」

もう今はこの場から早く立ち去りたい…
そればかり…


「ダメ。桃花ちゃんが泣いてるのに放っておけるわけないでしょ?」

「っ…」


廊下では3年生の先輩たちの視線がわたしに集まる…

けどそんなの気にしてる余裕は今のわたしには無い…

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