極上に甘いキスしてみない?



しかし次の瞬間


「あっ!そこの女子危ない!」

運動場から聞こえる声にハッと我に返った

そのまま声のするほうに振り返ると
ボールがわたしのほうめがけて飛んできている


これは避けるのは無理だ…
そう思ってボールが当たるのを覚悟して目をギュッとつぶった…


その瞬間にわたしの体はふわりと甘い香りに包まれた…


―――――――――バンッ!!


ボールが当たった音が耳に入る…
けれど…それはわたしに当たったんじゃない…

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