極上に甘いキスしてみない?



壁にもたれ掛かって眠そうにわたしに挨拶をする


ほら、やっぱり伊織くんだ


わたしのこと桃ちゃんって呼ぶのは伊織くんしかいないんだから


「おはよーじゃないよ!」

「ん?じゃあこんにちは?」


「そういうことじゃなくて!ってなんで伊織くんがわたしの家に来てるの!」


そもそもそれだよ!いろいろ聞きたいことはあるけれど


まずなんで伊織くんがここにいるのか
説明してもらわなくては


「ん?桃ちゃんに会いたかったから会いに来たんだけど?ダメだった?」

「そ、そんなのダメに…」


「あらっ♪桃花ったら愛されてるじゃない!」


後ろからひょこっと出てきたお母さんは
このさい居ないと思うしかない

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