極上に甘いキスしてみない?



「もう変な男に連れていかれちゃダメだよ?」

「ぅ…はい…っ…」

だって木下くん…全然悪い人に見えなかったのに…

あんなに変わるなんて…


「桃花ちゃんは可愛いんだから」

「そ、それは違います…」


「出たよ。桃花ちゃんの無自覚」

「無自覚…?」

首を傾げたわたし
そんなわたしを見て先輩は


「ほら、可愛い」

「えっ…?」

先輩…よくわからないです…


するとお昼休みの終わりを合図するチャイムが鳴り始めた

あと5分後に授業が始まってしまう…


「あっ、先輩…授業始まっちゃいます…」

「授業なんかより桃花ちゃんのほうが大事でしょ?」


「で、でも…」

「ほら、気にしない気にしない」

< 36 / 330 >

この作品をシェア

pagetop