キミと青空。 ~私たちの青春を~
「え……待って、なんで!?」
「リレーの選手だった子が今日いきなり熱だしちゃって……」
『位置について、よーい………ドン!』
こうしているうちにも、リレーは始まってしまっている。
「何番に走るの?」
順番によっては、私の責任が軽くなるかも……!
「最後から二番目なんだけど……」
え。てことは……私がアンカーに繋がなきゃいけないってこと!?
「ごっ、ごめん無理だよ……!」
「じゃあ、お願いします!! ありがとう!」
人の話聞いてない!!
えっ嘘! マジで走るの!?
「あ、ほらスタンバイ、スタンバイ!」
早くも私の番がまわってきてしまったらしい。
私足遅いんですけど!!
待って待って、どうしよう……!
てかアンカー誰!? 先に謝っといた方がいいかも!
アンカーアンカー……
私の目にうつったのは、赤いたすきを肩からぶら下げている蓮くん。
まさかの蓮くんですかー( ´∀`)……。
今ちょっとギクシャクしてるし、あんまり話したくないのに……。