キミと青空。 ~私たちの青春を~

「え……待って、なんで!?」

「リレーの選手だった子が今日いきなり熱だしちゃって……」


『位置について、よーい………ドン!』

こうしているうちにも、リレーは始まってしまっている。


「何番に走るの?」


順番によっては、私の責任が軽くなるかも……!

「最後から二番目なんだけど……」


え。てことは……私がアンカーに繋がなきゃいけないってこと!?


「ごっ、ごめん無理だよ……!」



「じゃあ、お願いします!! ありがとう!」


人の話聞いてない!!


えっ嘘! マジで走るの!?

「あ、ほらスタンバイ、スタンバイ!」


早くも私の番がまわってきてしまったらしい。

私足遅いんですけど!!


待って待って、どうしよう……!

てかアンカー誰!? 先に謝っといた方がいいかも!


アンカーアンカー……

私の目にうつったのは、赤いたすきを肩からぶら下げている蓮くん。


まさかの蓮くんですかー( ´∀`)……。


今ちょっとギクシャクしてるし、あんまり話したくないのに……。
< 16 / 67 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop