君にきちんと愛される時



でもさ!いいことだよね!

私とは大違い


うらやましいなあ




「今日の日直はえーっとー秋山と有栖川か、

授業で使う教材が資料室にあるから
とってきなさいと森先生が言ってたぞ」


げっ……嬉しいような嬉しくないような



てかよりによってなんで今日なの!!!


私の名字は有栖川、愁くんの名字は秋山…



「分かりましたー」

と愁くんが言った

でもこれはいいチャンスなのかな?
もうこれ以上冷たくされるのは



耐えられない


2人きりのチャンス



「み、みく大丈夫?行ける?」


「大丈夫だよ!ひな私頑張るね!
せっかく2人きりだから言いたいこと
聞きたいこと聞いて終わりにするよ」



「みく…」



資料室に着いたら最後の想いを伝えよう
そして聞くんだ








どうして私を彼女にしてくれたの?って




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