封印の虹 Vivid army
影見さんの話は想像を絶するものだった。
fall downとLost paradiseを開発した人の一人。そして、美理矢君と美理矢くんのお母さんを全力で守ろうとした人。
いい人なのか悪い人なのか、わからない。もしかしたら、どちらでもないのかもしれない。
「美理矢、自分の名前のことをどう思っている?」
美理矢君は突然の質問に驚いている。けど、少し照れながら答えた。
「昔は女の子みたいで嫌でした。けど……お母さんが考えてつけてくれたと聞いたら……悪くないと思いました」
私の名前の話なんて聞いたこと無かった。いつかお母さんに聞いてみよう。もしかしたら自分の名前が嫌いじゃなくなるかもしれない。
「ならよかったよ」
影見さんはドアの方を見た。
「いるんだろ?美月」
「何でわかったのよ……!」
苛立っている織雨さんがドアを開けた。
fall downとLost paradiseを開発した人の一人。そして、美理矢君と美理矢くんのお母さんを全力で守ろうとした人。
いい人なのか悪い人なのか、わからない。もしかしたら、どちらでもないのかもしれない。
「美理矢、自分の名前のことをどう思っている?」
美理矢君は突然の質問に驚いている。けど、少し照れながら答えた。
「昔は女の子みたいで嫌でした。けど……お母さんが考えてつけてくれたと聞いたら……悪くないと思いました」
私の名前の話なんて聞いたこと無かった。いつかお母さんに聞いてみよう。もしかしたら自分の名前が嫌いじゃなくなるかもしれない。
「ならよかったよ」
影見さんはドアの方を見た。
「いるんだろ?美月」
「何でわかったのよ……!」
苛立っている織雨さんがドアを開けた。