封印の虹 Vivid army
愛恩と二人で、避難所になっている小学校の体育館に行った。
外に出た人たちは、ラストが滅多に出ないここにも出るようになるなんて……と話していた。本当は空操禁書なんだけど、空操禁書のことを教えてはいけないらしい。
体育館に誰も残っていない事を確認する。扉を閉めたあと空を見る。空操禁書はいなかった。
「外で白旗振ったから場所を知られちゃったのかな?」
あのとき、外で白旗を振らなければよかったと後悔しながら言った。
「それだったら白旗を振った次の日に来るんじゃない?」
理由はよくわからないけど、危険だってことは分かる。
警戒しながら家に帰る。家に着いて少し安心したとき電話が鳴った。
「はい、もしもし」
「藍野か、準備をしてすぐに戻ってきてくれ。三日後に空操禁書討伐作戦がある」
すぐに電話は切られたみたいだ。愛恩は受話器を戻し、私に教えてくれた。
「桃心、すぐに戻れって。三日後に空操禁書討伐作戦があるみたい」
急な話だけど、私は大丈夫。覚悟はできた。
「とりあえず、荷物をまとめよう」
愛恩がそう言って部屋に行く。私も後をついていった。
外に出た人たちは、ラストが滅多に出ないここにも出るようになるなんて……と話していた。本当は空操禁書なんだけど、空操禁書のことを教えてはいけないらしい。
体育館に誰も残っていない事を確認する。扉を閉めたあと空を見る。空操禁書はいなかった。
「外で白旗振ったから場所を知られちゃったのかな?」
あのとき、外で白旗を振らなければよかったと後悔しながら言った。
「それだったら白旗を振った次の日に来るんじゃない?」
理由はよくわからないけど、危険だってことは分かる。
警戒しながら家に帰る。家に着いて少し安心したとき電話が鳴った。
「はい、もしもし」
「藍野か、準備をしてすぐに戻ってきてくれ。三日後に空操禁書討伐作戦がある」
すぐに電話は切られたみたいだ。愛恩は受話器を戻し、私に教えてくれた。
「桃心、すぐに戻れって。三日後に空操禁書討伐作戦があるみたい」
急な話だけど、私は大丈夫。覚悟はできた。
「とりあえず、荷物をまとめよう」
愛恩がそう言って部屋に行く。私も後をついていった。