封印の虹 Vivid army
思いがけない救援
青色、水色の線が輝く、暗い世界。そこで私は彷徨っていた。
私が何者だったかは忘れた。でも、少しだけ覚えていることはある。でも、登場人物が多すぎてどれが私だか分からない。
ふわふわと移動したり、スーッと滑る様に移動する。普通に歩くことはない。
自分は、今も昔も孤独だった気がする。いつも劣等感で埋め尽くされていて、それで人を傷つけていた気がする。
そうか、あれが私か。
滑るのをやめ、立ちつくす。本当は、褒めてほしかった。地味なのは分かっているけど、それでも誰かに見つけてほしかった。
目立っていて、すぐに褒められる皆がうらやましかった。
まあ、役立たずの私が何をやっても無駄。こんな役立たずだけど……一人は嫌だなあ。
一人じゃないよ。役立たずじゃないよ。
どこからか声がした。
「あなたは誰?」
私は……あなたを呼びに来たの。いこう、光の方へ。誰かの役に立ちたいんでしょ。
光る水色の粒が集まって人の形になっていく。私は、迷うことなく差しのべられた手を取った。
私が何者だったかは忘れた。でも、少しだけ覚えていることはある。でも、登場人物が多すぎてどれが私だか分からない。
ふわふわと移動したり、スーッと滑る様に移動する。普通に歩くことはない。
自分は、今も昔も孤独だった気がする。いつも劣等感で埋め尽くされていて、それで人を傷つけていた気がする。
そうか、あれが私か。
滑るのをやめ、立ちつくす。本当は、褒めてほしかった。地味なのは分かっているけど、それでも誰かに見つけてほしかった。
目立っていて、すぐに褒められる皆がうらやましかった。
まあ、役立たずの私が何をやっても無駄。こんな役立たずだけど……一人は嫌だなあ。
一人じゃないよ。役立たずじゃないよ。
どこからか声がした。
「あなたは誰?」
私は……あなたを呼びに来たの。いこう、光の方へ。誰かの役に立ちたいんでしょ。
光る水色の粒が集まって人の形になっていく。私は、迷うことなく差しのべられた手を取った。