封印の虹 Vivid army
討伐作戦が明日に迫った。結局夜空さんには言っていない。
落ち着かないけど早く寝ないと。頑張らないといけないからね。


「白原さんがいる部屋はここか……」

優呼の友達だった虹は、桃心の部屋の前でそう呟いた。静かに部屋に入り、水晶玉を置く。

「ラリマーさん、なんであれを私に置かせたんだろう?」

そもそも枕元にあれを置く意味が分からなかった。

「討伐作戦、絶対、優呼の仇を討つからね」

虹は、優呼が作ったストーリィに向かって言った。
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