封印の虹 Vivid army
休日のある日、憂欝な気分で公園のベンチに座っているとはしゃいでいる6人組の男女がいた。
爆発すればいいのに。そう思って足を動かすと、かかとに何かが当たった。ベンチの下を見ると本があった。
「何この本……」
表紙には天気図の風力を表す矢羽根の印がついた黒い丸と赤い丸が描かれている。黒い丸は雨……赤はどういうことだろう。
「それ、使う?」
ミルクティー色で毛先だけ黒い髪をポニーテールにした女の子がいた。この子が持ち主か……
「あなたが持ち主でしたか……お返しします」
「えっ使わないの?」
「使う……?」
本なのに使うという言い方をするのは魔道書だろうか。本を開くと表紙と同じものが描かれている。
「その中から取り出すイメージをすれば使えるよ」
本当に取り出せた。説明は続き、取り出したページの矢羽根に線を書き加える。
「それを投げてみて」
ちょっと邪魔してやろうと思い、6人組の男女の方に投げる。すると、昔実験でやった水素爆発のような音がした。6人組は驚いて遊びどころじゃなくなっていた。
6人組には悪いけど楽しかった。
「今回は水素爆発だったけど、その本に好きな爆発書いてそれに変更も出来るからね」
それを教えた後去っていった。
爆発すればいいのに。そう思って足を動かすと、かかとに何かが当たった。ベンチの下を見ると本があった。
「何この本……」
表紙には天気図の風力を表す矢羽根の印がついた黒い丸と赤い丸が描かれている。黒い丸は雨……赤はどういうことだろう。
「それ、使う?」
ミルクティー色で毛先だけ黒い髪をポニーテールにした女の子がいた。この子が持ち主か……
「あなたが持ち主でしたか……お返しします」
「えっ使わないの?」
「使う……?」
本なのに使うという言い方をするのは魔道書だろうか。本を開くと表紙と同じものが描かれている。
「その中から取り出すイメージをすれば使えるよ」
本当に取り出せた。説明は続き、取り出したページの矢羽根に線を書き加える。
「それを投げてみて」
ちょっと邪魔してやろうと思い、6人組の男女の方に投げる。すると、昔実験でやった水素爆発のような音がした。6人組は驚いて遊びどころじゃなくなっていた。
6人組には悪いけど楽しかった。
「今回は水素爆発だったけど、その本に好きな爆発書いてそれに変更も出来るからね」
それを教えた後去っていった。