封印の虹 Vivid army
戦いはすぐそこに
士官学校にも事件の話は伝わる。そこで噂話も伝染していく。
「最近、事件多くない?」
「だよね、あと殺された人には共通点があったの」
「なにそれ、教えて!」
もうそろそろ周りも気付き始める。これを空操禁書たちは望んでいたのだ。
共通点は、本
隊長達もそれに気付き、会議を行っている。
「偶然じゃんそんなの。まさか本が事件を起こしてるって言うの?」
書類をばさばさ仰いで仲根 華栄(なかね かえい)が言う。仲根はしっかりとした証拠が無いとあまり信じない。
「そう言うと思ったよ。だからあの方を呼んだんじゃないか」
鋼打の隣にいるラリマーが水晶玉で占いをしている。ラリマーは隊長ではないが、預言が関わっている可能性があるため呼ばれた。
「見えたわ!あの本は……空操禁書よ!」
空操禁書と聞きざわつく。空操禁書は長い間謎だったのだ。
「なら調べないといけないじゃん。僕は何すればいい?」
「調査の指示は後で出す!今は自分たちの隊の者にこのことを伝えてくれ!」
鋼打がそう言うと隊長達は部屋を急いで出る。
「俺も言わないと……」
鋼打もそう呟いて部屋を出る。残されたラリマーは預言書を悲しい目で見つめる。
「大きな争いになるわ……」
「最近、事件多くない?」
「だよね、あと殺された人には共通点があったの」
「なにそれ、教えて!」
もうそろそろ周りも気付き始める。これを空操禁書たちは望んでいたのだ。
共通点は、本
隊長達もそれに気付き、会議を行っている。
「偶然じゃんそんなの。まさか本が事件を起こしてるって言うの?」
書類をばさばさ仰いで仲根 華栄(なかね かえい)が言う。仲根はしっかりとした証拠が無いとあまり信じない。
「そう言うと思ったよ。だからあの方を呼んだんじゃないか」
鋼打の隣にいるラリマーが水晶玉で占いをしている。ラリマーは隊長ではないが、預言が関わっている可能性があるため呼ばれた。
「見えたわ!あの本は……空操禁書よ!」
空操禁書と聞きざわつく。空操禁書は長い間謎だったのだ。
「なら調べないといけないじゃん。僕は何すればいい?」
「調査の指示は後で出す!今は自分たちの隊の者にこのことを伝えてくれ!」
鋼打がそう言うと隊長達は部屋を急いで出る。
「俺も言わないと……」
鋼打もそう呟いて部屋を出る。残されたラリマーは預言書を悲しい目で見つめる。
「大きな争いになるわ……」