封印の虹 Vivid army
事件から何週間か経ち、遂に私たちも卒業することになる。きょうは卒業試験の結果発表だった。
「配属も決まるな」
「うーん……不合格になったりしたらどうしよう……」
数人しかいないけど、不合格になる人もいるらしい。大抵の問題はストーリィで何とかなるけど、ストーリィでもどうにもならない人は不合格になる。ストーリィが故障した場合、死ぬ可能性が他の人より高い人は教官がそのことを説明し、自主退学する人もいる。
「それではこれから、卒業試験の結果発表と配属発表をします」
結果が書かれた紙が1人1人に渡される。私は……
「合格だ!」
つい、飛び跳ねてしまう。すると、墨礼に注意される。
「桃子、嬉しいのは分かるが落ち着け。全員が合格するわけじゃないんだぞ」
何人か、紙を見て落胆する人や教官に声を掛けられる人がいる。そうか……だからみんな結果の紙は自分が見たら隠して、その話もしないんだ……
「桃子!どうだった?」
「私は配属も最高だぜひゃっほーい!」
「お前ら、話すな!特に鼠優子、踊るな!」
配属だって自分が希望していたのでは無い人もいる。自分にあっていると教官たちが決めたら変えられる可能性もある。
私は特に配属とかは無いか……この白い旗はかなり特殊らしく、とりあえず今はこの状態らしい。
「配属も決まるな」
「うーん……不合格になったりしたらどうしよう……」
数人しかいないけど、不合格になる人もいるらしい。大抵の問題はストーリィで何とかなるけど、ストーリィでもどうにもならない人は不合格になる。ストーリィが故障した場合、死ぬ可能性が他の人より高い人は教官がそのことを説明し、自主退学する人もいる。
「それではこれから、卒業試験の結果発表と配属発表をします」
結果が書かれた紙が1人1人に渡される。私は……
「合格だ!」
つい、飛び跳ねてしまう。すると、墨礼に注意される。
「桃子、嬉しいのは分かるが落ち着け。全員が合格するわけじゃないんだぞ」
何人か、紙を見て落胆する人や教官に声を掛けられる人がいる。そうか……だからみんな結果の紙は自分が見たら隠して、その話もしないんだ……
「桃子!どうだった?」
「私は配属も最高だぜひゃっほーい!」
「お前ら、話すな!特に鼠優子、踊るな!」
配属だって自分が希望していたのでは無い人もいる。自分にあっていると教官たちが決めたら変えられる可能性もある。
私は特に配属とかは無いか……この白い旗はかなり特殊らしく、とりあえず今はこの状態らしい。