封印の虹 Vivid army
アリア沖では

「くそっこいつら、ウィンディーネ沈めやがって!」

弾を避けながら軽巡洋艦ウーウルフの乗組員たちは、ウィンディーネが沈む様子を見た。ウィンディーネはラストに集中攻撃されたところを空操禁書に狙い撃ちされた。

「助けに行きましょう!」

「ああ、だがしかし今度はこっちが狙われたようだ……」

空操禁書はウーウルフを絶えず攻撃してくる。止まれば沈む。ウィンディーネの乗組員たちを助けられない……

「うわっ!」

爆発音がし、体が飛ばされる。運よく何かにつかまり助かった。弾が当たったのかと思ったが違った。

「機雷……」

後ろを見ると空操禁書が機雷を設置していた。今の内に撃てと指示を出す。機雷を設置することに集中していた空操禁書は攻撃を避けられず、反撃も無しで去って行った。

「この艦新しい方で防御もそんな低くないはず……なら、他の艦は……!」

機雷が設置されたことを報告しろと叫ぶ。出来るだけ早く……
何故か、敷島型が一番危ないと思った。
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