☆天まで届け☆
次の日,朝6時。
いつもどおりパンを片手に家を出て学校へ。
徒歩15分の高校への道も,俺にとってはサッカーできる大切な道。
ボールを左足でひょいっとすくって手で取る。
なぜなら,俺の左側には昨日の公園がある。
俺は真っすぐに道を見ていた。
今は朝の6時だ。
昨日の少女はいねぇよな・・・・
俺は思い切って左を向いてみた。
「・・・・・いるわけねぇか。」
俺はなぜか安堵のため息が出た。
やっぱり昨日の少女はオバケだったのかもしれないと思っていた俺は,おかげで夜全く寝付けなかったんだ。
「マジこえぇし。いなくてよか」
ヨカッタと言おうとしたその時・・・・・
俺の目の前を制服を着た女子高生が歩いていた。