☆天まで届け☆
もうすでに真っ暗な家路に俺の怒りのこもった足音が響く。
「・・・・いて・・!」
俺は,いつの間にか血が出るほど強く握っていた掌に気がついた。
爪のあととともに,赤い血がにじんでいる。
「・・・・チクショー」
なんだか・・・自分が空しくなってくる。
キーコー
!!
その時,俺の耳にブランコの音が聞こえてきた。
俺は,いつの間にか公園の横の道に立っていることに気がつく。
そして
ブランコのほうを見る。
あ
いた。