☆天まで届け☆

あまりに突然のことに,俺は


「な!なにしてんだよテメー!」


と、口悪くいってしまった。


俺が立ち上がると



「やめればいいじゃん。」




!?



少女は表情一つ変えずに俺を見上げていった。



「あ?」

「そんな悲しそうな顔してるならやめればいいじゃん。」

「!」


俺と20センチ以上小さいであろう少女は,俺の目をまっすぐ見続ける。


マジ




なんだろう・・・この子は・・・・




「・・・・み・・・見てて悪かったな。」

「え?」


なぜだか俺が誤ってしまった。

「ずっと見てて悪かったな。」

「・・・・みてたんだ。」

「は!?」


それでおこったんじゃねぇのかよ。


「あ。」

「!?」

「キミ,昨日も公園にいた子だね。」

・・・・覚えてたのか。

「あ・・・あぁ。」

「だったななおさらだね。」

「?」





「サッカーやめなよ。」
< 26 / 49 >

この作品をシェア

pagetop