☆天まで届け☆

朝練を終えて向かう先は教室。


1時間目は理科だっけか。

・・・・寝て体力温存しとくか。




「実オハ!!」

「おー。」

「まぁたサッカーかよぉ。よく続くな。」

「うっせーよ。」

「まーたそぉやってキレる。それよりさ,きいてくんねぇ?」

「んだよ。おれは寝るんだよ。」


今うるさく話しかけてくるのは竹川秀介。

帰宅部で,バイトばっかしてるやつ。

親友とかではないけど,やたら俺に話しかけてくる。


「昨日のバイトでさぁ~~」

「ZZZZZ」

「おいおい実~~」




あーうっせぇな・・・

悪いけどお前の話とか興味ねぇんだよ。

てか他人に興味ねぇんだって。

こっからいなくなれや・・・








心の声が届いたのか,竹川はため息をついて自分の席に戻っていった。

なんで竹川はおれとかかわりを持とうとするんだろう。

俺は一人でいいんだ。

一匹狼でいいんだよ。








サッカーさえあればいい。
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