☆天まで届け☆

「・・・・実ってさ。」

「え?」

「なぁんであんなカリカリしてるんだろーな。」

「さぁ・・・女子としては怖くて近寄りがたいよ。カッコいいけど。」

「・・・・・えぇ!?俺より!??」

「やだ竹ぇ!!触らないでよぉ~」











俺は,教室を出たその足で屋上に向かった。

扉をあけるときれいな青い空。


雲ひとつない。










俺はサッカーボールをけりはじめる。




このボールをける感触。

けるときの音。

白と黒の模様が交互になって飛んでいくボール。


病気なんじゃないかって思うくらいにすべてが好きだ。





もっとサッカーの強い高校に入学していればよかったな・・・・



なぁんていまさら考えたって仕方無い。






頭だけは悪いからな・・・・
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