☆天まで届け☆
俺は監督のもとへと急いだ。
「うす。」
「うすじゃねーよ平井ぃ。お前今日授業さぼったんだってな!?」
「・・・・はい。」
「なにしてたんだ。」
「・・・・サッカーっす。」
「あぁ!?」
監督がため息をつきながら腕を組んだ。
「はぁ。お前今日は帰れ。」
「は!??なんでっすか!!」
「授業もろくに受けないやつなんかはサッカーもろくな気持ちでやってねぇ。」
は!?
何言ってんだよこいつ!!
「おれはそんなんじゃ!!」
「授業のあとにあるのが部活だ。よく覚えとけ。おつかれさん。」
「ちょっっ・・・・!」
そういうと監督はおれに背を向けてチームメイトのほうへと走っていった。