あいつに恋するわけがない
死にものぐるいで長瀬川蓮を布団に寝かせ
家にあった冷えピタをおでこに貼った
「ふぅ~」
プルプルプル
大久保君から着信がきた
「蓮、着いた?」
「うん
今横になってる」
「そうか・・・ ごめんね」
「謝んないで!大久保く、あ、司が悪いわけじゃないから」
「とにかく今日は泊めてやって
明日俺が迎えに行く」
「お母さんとかは・・・」
「あいつんち親忙しくて」
「あぁ・・・そうなんだ
部活大丈夫?」
「明日は午後だから 凉音は大丈夫?」
「明日は休み」
「そっか じゃあ明日迎えに行くからそれまで蓮のことよろしくね」
「うん おやすみ」
そう言って私は電話を切った