あいつに恋するわけがない
「そんなの知らねぇ
俺は常温が好みなんだ
そんなことも分かんねぇのか」
「は?」
いやまてよ
私の目の前にいるのは長瀬川蓮か?
あの王子様キャラで有名な長瀬川蓮なのか?
「早くもってこい」
力強くコップを差し出す
「わかったよ」
急いでコップに常温の水を注ぎ長瀬川蓮に渡した
長瀬川蓮はそれを一気飲みしふぅーと横になった
そして温くなった冷えピタをとり床に投げた
「え!?」
「冷やしたタオルだろ普通」
ちょっとまてよ
こいつ泊めてもらってる分際で私を家政婦扱いか?
「なんだよもぅ」
私はため息をつき洗面所に向った