あいつに恋するわけがない
「うーん私はあんなに完璧だと逆に一緒に居づらいな」
「えーー!なんでよ!!
あんな完璧な男他にいないよ!?」
美緒は不思議そうに私をみつめた
「うん」
だけど本当は大久保君に憧れている
そんなこと誰にも言えないけどね
入学式の日
電車の中で妊婦さんに席を譲っている大久保を見て一目惚れした
少し無愛想だけど本当は優しい心をもっているのかも知れない
冷たいPrince
そんなことを聞いたことがあるけど
私はあの日のことを忘れない