気まぐれイケメン上司に振り回されてます!
壁に向かって設置されている作業テーブル。
椅子に座って画面を確認していた景さんは、わたしにSDカードを差し出した。
「これにデザイン案が入ってる」
「はい……」
「そこにあるノートパソコン使っていいから、確認してみて。それで、必要な資料は明日の夕方にはまとめておいてほしい」
「わかりました」
わたしは、隣に設置された一回り小さいテーブルの上にあるノートパソコンを使ってデータを確認した。
次に景さんがデザインするのは、大手自動車メーカーの広告デザインのようだ。
一通りデータに目を通し終わって景さんの方を見ると、彼は集中しているみたい。
話しかけたりしないほうがいいかなと、じっとしていることにした。
黙って隣に座っていることは、そんなに苦痛ではなかった。
相手が景さんだからかな。ぼうっと彼の横顔と作業画面を眺めている時間は、自然に過ぎていく。
窓の外が暗くなってきて、さすがにそろそろ室内の電気をつけたほうがいいんじゃないかと思いだしたとき。
――グゥゥゥ。わたしは、瞬時にお腹を手で押さえた。
奇妙な音に気づいた景さんは、わたしへ顔を向ける。
お腹が鳴ってしまった。恥ずかしくて、わたしは景さんから目を逸らす。
どうか、お腹の音だって気づいていませんようにと願ったけれど、
「お腹すいた?」
あのような音を響かせれば、誰だって気づくよねと、わたしは身を縮めた。
椅子に座って画面を確認していた景さんは、わたしにSDカードを差し出した。
「これにデザイン案が入ってる」
「はい……」
「そこにあるノートパソコン使っていいから、確認してみて。それで、必要な資料は明日の夕方にはまとめておいてほしい」
「わかりました」
わたしは、隣に設置された一回り小さいテーブルの上にあるノートパソコンを使ってデータを確認した。
次に景さんがデザインするのは、大手自動車メーカーの広告デザインのようだ。
一通りデータに目を通し終わって景さんの方を見ると、彼は集中しているみたい。
話しかけたりしないほうがいいかなと、じっとしていることにした。
黙って隣に座っていることは、そんなに苦痛ではなかった。
相手が景さんだからかな。ぼうっと彼の横顔と作業画面を眺めている時間は、自然に過ぎていく。
窓の外が暗くなってきて、さすがにそろそろ室内の電気をつけたほうがいいんじゃないかと思いだしたとき。
――グゥゥゥ。わたしは、瞬時にお腹を手で押さえた。
奇妙な音に気づいた景さんは、わたしへ顔を向ける。
お腹が鳴ってしまった。恥ずかしくて、わたしは景さんから目を逸らす。
どうか、お腹の音だって気づいていませんようにと願ったけれど、
「お腹すいた?」
あのような音を響かせれば、誰だって気づくよねと、わたしは身を縮めた。