気まぐれイケメン上司に振り回されてます!
「泣き顔にプラスそういう反応かよ」
「えっ、あの……景さ……」
顔を上げた景さんがすっとわたしへ手を伸ばして、指先で濡れた目元を拭った。
「いつも元気なのに泣かれたら困るし……かわいいと思うだろ……」
それは、一瞬だった。
見つめていた景さんの顔がすぐ目の前にきて、唇と唇が合わさる。
「嫌なら、抵抗して」
合間に囁かれた言葉にわたしが反応しようとしたとき、舌先がぐっと口内へ侵入してきた。
「っ……んっ……」
キス、されてる……。
息苦しさを逃すように漏らした声が、静かな室内に響いた。
景さん、どうしてわたしにキスしているの……? 考えようとする頭が、すぐにぼうっとしてきてしまう。
濡れた音が恥ずかしくて、景さんの胸元の服をぎゅっと掴むと、目を細めた彼がさらに深く唇を重ねてきた。
なんで、こんな……どうしよう、ずっと胸にある恋心があふれてきて、体の力が抜けてしまう。
戸惑いながらも抵抗をしないわたしを、景さんはソファへと押し倒した。
そしてさらに、舌を絡めてくる。
ふたりの息が交じり合って、そのしっとりした感覚に眩暈がしそう。
重なっていた唇がそっと離れた後、呼吸を乱すわたしの前髪をくしゃりと撫でた景さんは、虚ろな瞳でわたしを見下ろした。
その視線が艶めかしくて、体の奥が熱くなる。
「……泣き止んだ? じゃあ俺、作業してくるから。おとなしく寝てて」
「え……は、い……」
「おやすみ」
「えっ、あの……景さ……」
顔を上げた景さんがすっとわたしへ手を伸ばして、指先で濡れた目元を拭った。
「いつも元気なのに泣かれたら困るし……かわいいと思うだろ……」
それは、一瞬だった。
見つめていた景さんの顔がすぐ目の前にきて、唇と唇が合わさる。
「嫌なら、抵抗して」
合間に囁かれた言葉にわたしが反応しようとしたとき、舌先がぐっと口内へ侵入してきた。
「っ……んっ……」
キス、されてる……。
息苦しさを逃すように漏らした声が、静かな室内に響いた。
景さん、どうしてわたしにキスしているの……? 考えようとする頭が、すぐにぼうっとしてきてしまう。
濡れた音が恥ずかしくて、景さんの胸元の服をぎゅっと掴むと、目を細めた彼がさらに深く唇を重ねてきた。
なんで、こんな……どうしよう、ずっと胸にある恋心があふれてきて、体の力が抜けてしまう。
戸惑いながらも抵抗をしないわたしを、景さんはソファへと押し倒した。
そしてさらに、舌を絡めてくる。
ふたりの息が交じり合って、そのしっとりした感覚に眩暈がしそう。
重なっていた唇がそっと離れた後、呼吸を乱すわたしの前髪をくしゃりと撫でた景さんは、虚ろな瞳でわたしを見下ろした。
その視線が艶めかしくて、体の奥が熱くなる。
「……泣き止んだ? じゃあ俺、作業してくるから。おとなしく寝てて」
「え……は、い……」
「おやすみ」