銀髪姫の恋物語〜やっと掴んだ幸せ〜
なのにこの3人ときたら…。


「い、依亜?まだ怒ってるのかっ?」


笑顔なのに、どうしたら怒ってると思うかな。


「なんで?怒る理由あった?」


まぁ、私に隠してたっていうのはいただけないけど。


会いたかったし、嬉しいから。


それで許しちゃう私は甘いのかな?


「いや…怒ってないならいいんだけど」


「うん、怒ってはないんだけどね?説明はちゃんとしてくれたら嬉しいかな」


そう言うと、忘れてたって顔をする空にぃ。


私が言わなかったら絶対に忘れてたよね。


そこが一番気になるところなんだから。


私と同じくらい忙しい史音をどうやって連れてきたのか。


「俺が説明するよ」


「史音」


「依亜はさ、学校に来ても授業終わったらすぐに帰るだろ?恋人なのに話すことも、デートすることも出来ないって空さんに相談したんだよ」


史音が空にぃに相談していたなんて…。


…あっ、もしかして空にぃがたまに隠れて電話していたり、携帯ばかり見つめていたのは史音と?



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