銀髪姫の恋物語〜やっと掴んだ幸せ〜
私たち高校３年生が受験を控えている中、他の学年は定期考査が待ち受けてる。


留年なんかさせたらご家族に申し訳ない。


だから勉強に集中してほしくて、テスト期間中はケンカを禁止している。


なのにっ…禅のバカが勉強にイラついて下っ端を巻き込んでケンカをしだすんだよねっ。


しかも私や史音、雄吾がいないときばっか！


止められる人がいないから倉庫はいつも誰かしらが倒れてるんだよね〜。


ストレスが溜まりすぎると爆発した後が大変だってわかった日だったよ。


「それは大丈夫じゃねぇの？あれからストレス溜まったら依亜が相手するって納得させたし」


そう、ストレスが溜まったら私が相手をするから、下っ端を巻き込むなと納得させたんだ。


禅は不服そうだったけど約束してくれた。


私との約束を破るってことがどういう意味かわかってるはずだし。


大丈夫…と信じたい。


大丈夫大丈夫と早くなる鼓動を落ち着かせ、重たい扉を開けると…。






「「は？！」」





そこには無数の屍…いや、倒れる面子たちの姿があった。







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