銀髪姫の恋物語〜やっと掴んだ幸せ〜
「まぁ、ケンカしてないならいっか」


ケンカしてたらただじゃ済まさなかったけど。


「さてと、史音さん。少し提案があるんですが」


「実は俺もあるんだなー」


史音と目が合うと、ニコリと満面の笑みを向けられる。


うん、考えることは同じようです。


さすが私の相棒!


「みんな!勉強道具を持って集合!」


「え?依亜?」


「総長?!それって!」


目をキラキラさせる下っ端たちと、うげーっと嫌そうにしている禅。


雄吾に教えてもらってたんだ。


嫌にもなるだろう。


常に敬語で穏やか〜な雄吾だけど、勉強となるとすっごく厳しくなる。


だから雄吾に教えてもらってたと聞いて驚いたんだよね〜。


「うん。みんなで最後の勉強会をしようか」


「いえーい!よろしくお願いします!」


「総長〜!ここわかんないっす!」


「史音さんー!」

おお、早速…。


みんなやる気満々だね。


いいこといいこと!


「残り数日、頑張るよー!」


「「おーう!」」












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