銀髪姫の恋物語〜やっと掴んだ幸せ〜
あれから数日。


仕事を終えては倉庫に行き、勉強を教えては受験勉強をして。


仕事が休みの時は1日倉庫で勉強会。


休憩時間には街に行っては治安維持。


ストレスが溜まりすぎるとダメだから数人連れて行く。


そんな怒涛の日々を過ごし、私たちは受験の日を迎えた。


「依亜、忘れ物は大丈夫か?」


「大丈夫。この日のためにちゃんと準備してたからね」


ちゃんと受験票も筆記用具も持ってきたしね!


っていうか、私よりもお母さんたちが心配して何回も確認してたんだよね…。


それを見て瑠依が呆れてたっけ。


…いろいろとあったけど、お母さんたちは瑠依を受け入れてくれた。


依亜の弟なら、私たちの子どもだって。


それを聞いて瑠依ったら大号泣。


…私も少し泣いちゃったんだよね。


もちろん嬉し涙だけど!











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