銀髪姫の恋物語〜やっと掴んだ幸せ〜
「とりあえずはここでお別れだな」


「うん、そうだね」


日本でも有名な永宮大学。


御曹司やお嬢様から一般人までが通う偏差値が日本で1番高い大学。


いろんな学部があり、有名な先生もいて、普通の大学では受けられない内容ばかりで、すごく有名なんだ。


その永宮大学の校門を入ってすぐのわかれ道。


ここまで一緒にきたけど、ここからは違う。


私は経済学部だから右に、史音は医学部だから左に行く。


試験が終わるまでしばらくの間のお別れなのだ。


まぁ、禅と違って、私も史音も1人でも大丈夫なんだけどね。


受験できてるわけだし。


「じゃ、終わったらここ集合な」


「うん。ダッシュでくるね。みんな倉庫で待ってるって言ってたし」


「おう」


〝またあとで〟


そう言って受験会場へと歩き出す。












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