銀髪姫の恋物語〜やっと掴んだ幸せ〜
「い、依亜っ?」


ふふっ、驚いてる驚いてるっ。


…私から恋人繋ぎってあんまりしないもんね。


「ほら、結果見よう?」


私の数字は1031。


史音の数字は1122。


とりあえず最初は自分のを見よう。


で、その後に史音のを探そう。


お互い無言で探していく。


1028…1030…1031!!


あった!


はぁ…これで一安心。


自信あったけど、それでもやっぱり不安だしねー。


「その顔は受かったんだな」


「お兄ちゃん!」


来てたの?!


てっきり家で待ってるもんだと…。


「家族代表で来たんだ。母さんたちも行くってうるさいから説得してきたんだぞ?」


「ありがとうございます」


お母さんたちまで来ちゃうとね…。


お母さんもお父さんも美男美女だからさ。


すっごく注目されるし。


今の私の姿は「榎本」を名乗っていた時の姿だから、絶対いろいろ言われるもん。


入る前からそれはキツイよ。











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