銀髪姫の恋物語〜やっと掴んだ幸せ〜
「はぁ…」
ため息をつくと同時に、扉が勢いよく開いた。
「いたっ!」
ツンツン頭の茶髪男と黒髪ロング女の子に指を差される。
その指の先にいるのは私で。
2人は私に用があることがわかる。
というか、あなたたち誰?
…頑張って頭を巡らせるけど、全然思いつかない。
私がヤッたやつなら覚えてるんだけどな…。
学校の人たちは一切覚えていない。
私が思い出している間にも、2人は近づいてきていて。
その顔は笑顔で逆に怖い。
…逃げてやろうか。
そう考えた私の行動は早かった。
が、私の動きを読んでいたのか、2人に捕まってしまった。
それも両腕をがっしりと。
振り解けないことはないけど、〝私〟がそんな行動に出るわけにはいかない。
一般人(財閥の御曹司と令嬢だろうけど)だから私が月影ってバレることはないだろうけど、用心に越したことはない。
「も〜、何で逃げようとするんですか〜?」
「そうっすよ。逃げることないっす」
…うん、とてつもなく殴り飛ばしたいっ!!
口調にイライラするけど我慢がまんっ。
ため息をつくと同時に、扉が勢いよく開いた。
「いたっ!」
ツンツン頭の茶髪男と黒髪ロング女の子に指を差される。
その指の先にいるのは私で。
2人は私に用があることがわかる。
というか、あなたたち誰?
…頑張って頭を巡らせるけど、全然思いつかない。
私がヤッたやつなら覚えてるんだけどな…。
学校の人たちは一切覚えていない。
私が思い出している間にも、2人は近づいてきていて。
その顔は笑顔で逆に怖い。
…逃げてやろうか。
そう考えた私の行動は早かった。
が、私の動きを読んでいたのか、2人に捕まってしまった。
それも両腕をがっしりと。
振り解けないことはないけど、〝私〟がそんな行動に出るわけにはいかない。
一般人(財閥の御曹司と令嬢だろうけど)だから私が月影ってバレることはないだろうけど、用心に越したことはない。
「も〜、何で逃げようとするんですか〜?」
「そうっすよ。逃げることないっす」
…うん、とてつもなく殴り飛ばしたいっ!!
口調にイライラするけど我慢がまんっ。