銀髪姫の恋物語〜やっと掴んだ幸せ〜
「そうなんっすよ。これは実行委員会で話し合った結果なんっすが、それは不公正すぎるし、夕凪さんも辛い気持ちになるってなりまして」


「じゃあ、一般人に投票してもらおう!ってなったんですよ」


なるほど。


一般人ってなると、家柄は関係ないもんね。


うん、それなら大丈夫。


「もちろん、投票用紙は実行委員が直接渡します。実行委員はみんな、御曹司、ご令嬢の顔を覚えてますし!」


「それはすごいね…」


この学校の生徒だけでも200人以上いるわけだし。


その上、生徒の保護者もくるわけで。


「実行委員…一体何者?」


「普通の御曹司とご令嬢っすよ。少し記憶力がいいだけっす」


「それ、普通を通り越してますよ」


私も普通じゃないけど。


って言うことは、心に留めておく。


「ということですので、参加お願いします!」


「お願いしまっす」


んー、どうしよう。


人前に立つということは時期社長の身としては、練習にもなるからいいかもしれない。


でも…この銀髪で参加はな〜。


2人の言う通り、不正はないだろうけど…それでも気になる。



< 32 / 117 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop