銀髪姫の恋物語〜やっと掴んだ幸せ〜
「あっ、榎本さん!こっちこっち!」


「委員長さん!遅くなって申し訳ありません!」


こっちこっち!っと手招きしてくれる委員長の元へと駆け寄る。


委員長の横には副委員長がいて、その後ろには出場者であろう女の子たちがいた。


…見たことある子たちばかりだ。


しかもパーティー限定で。


同じ学校だったとは。


シルバープリンセスってバレないよね?


「榎本さんは一番最後です。みんなに続いて入って下さい」


「わかりました」


笑顔で返事をすると、委員長も笑顔を見せてくれた。


この人笑うと可愛い。


最初の登場があれだったから第一印象は最悪だったけど、それだけ委員長という仕事に誇りを持ってるってこと。


立場は違うけど、私と同じ責任者。


『みっなさーん!準備はいいですかー?』


「「オッケーでーーす!!」」


始まった。


ふぅ…いきますかっ!


舞台に上がると、湧き上がる拍手。


おお…予想以上に多いね。



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