銀髪姫の恋物語〜やっと掴んだ幸せ〜
『では、これにて質問コーナーを終わりま〜す!今から投票時間になります!出場者の方はそのまま少しお待ち下さい!』


ふぅ…後は結果待ちか。


出場者もその言葉にやっと緊張が解けたのか、肩の力が抜けて笑顔が出てきた。


中には隣の人と話す人もいる。


私の隣に座る人も私と話したいのか、さっきからチラチラと見てくる。


だけど私は知らない振りをする。


この姿でお嬢様方と会話をしたくないから。


隣に座る人には申しわけないのだけど。


バレるわけにはいかないので。


そうしてる内に集計が終わったのか、南口さんたち数名の実行委員が舞台へと戻ってきた。


『はーい!お待たせしました!集計の結果が出ましたよ〜!』


『さすがというべきですね。圧倒的な差でしたよ。では、南口委員長に結果発表をしてもらいます』


この結果発表が終わればもう開放されるんだよね?


クラスメイトに任せっきりだから早く戻りたいんだけど…。



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