銀髪姫の恋物語〜やっと掴んだ幸せ〜
『第1位は6番の榎本依亜さんでーす!榎本さん、前へお願いします!』
え、えっ?!
1位?!
テンパる私を、南口さんは笑顔で舞台の真ん中へと引っ張っていく。
いやいや、私が1位ってありえないよ!!
誰かの間違いじゃないの?!
「榎本さん、間違いとかじゃないんで諦めて下さいね♪」
「まじですか…」
うぅ…これ絶対に禅にからかわれるやつじゃん!!
バレないようにしたいけど、同じ学校だからどこかしらから漏れるだろうし。
はぁ…。
史音になんて言おう。
そこが一番重要なんだよ。
史音にはあまり目立つなって言われてるんだよね。
特にこの姿の時は。
榎本依亜=夕凪依亜が同一人物って気づく人もいるかもしないからって。
「はぁ…」
「もぉ!溜め息ついちゃ幸せ逃げますよ?」
「あははは…」
溜め息もつきたくなりますよ。
「ふふっ。頑張った榎本さんにご褒美です」
「え?」
ご褒美?
南口さんはにっと口の端をあげたかと思うと。
『みなさーん!今から、学園祭恒例のプリンセスキャッチャーをしたいと思います!』
プリンセス…キャッチャー?
何それ?
そんなものこの学園にあったかな?
考えても全然思い出せない。
え、えっ?!
1位?!
テンパる私を、南口さんは笑顔で舞台の真ん中へと引っ張っていく。
いやいや、私が1位ってありえないよ!!
誰かの間違いじゃないの?!
「榎本さん、間違いとかじゃないんで諦めて下さいね♪」
「まじですか…」
うぅ…これ絶対に禅にからかわれるやつじゃん!!
バレないようにしたいけど、同じ学校だからどこかしらから漏れるだろうし。
はぁ…。
史音になんて言おう。
そこが一番重要なんだよ。
史音にはあまり目立つなって言われてるんだよね。
特にこの姿の時は。
榎本依亜=夕凪依亜が同一人物って気づく人もいるかもしないからって。
「はぁ…」
「もぉ!溜め息ついちゃ幸せ逃げますよ?」
「あははは…」
溜め息もつきたくなりますよ。
「ふふっ。頑張った榎本さんにご褒美です」
「え?」
ご褒美?
南口さんはにっと口の端をあげたかと思うと。
『みなさーん!今から、学園祭恒例のプリンセスキャッチャーをしたいと思います!』
プリンセス…キャッチャー?
何それ?
そんなものこの学園にあったかな?
考えても全然思い出せない。