銀髪姫の恋物語〜やっと掴んだ幸せ〜
ん?なんか…若干顔が赤い?


「なんや、なんなんやっ?!あの依亜がキレイに見えるやと?!」


「おかしいですね。美人なのはわかっていたのですが…」


「えっと…禅さん?雄吾?」


一体何いってるんでしょうか?


てか!なんかさらっと失礼なこと言ってません?!


「お前ら…いい加減にしろよっ?」


こっちはこっちで何か怒ってる?!


どこにそんなに怒る要素があったの?!


「悪かった。反省しとるからそんな怒るなや」


「そうですよ。奪おうとかそんなんじゃないんですし」


…はて?2人には史音が怒ってる理由がわかるの?


「まぁ、お前らだから大丈夫なんだけどな」


「やろな。俺らやなかったら即襲われてたんやない?」


「襲われていたとしても意味がわからないんでしょうね。いろんな意味で最強な総長ですからね」


「「「はぁ…」」」


3人でため息なんかついて…。


幸せ逃げても知らないわよ?


なんて言ったらまたため息をつかれてしまった。


「さて、僕たちはそろそろ退出させていただきますね」


「え、もう行くの?」


「依亜の騎士は史音やさかいな!俺らは出店でも回るさかいのんびりしときぃ」


そう言って2人は手を振って出ていってしまった。



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