銀髪姫の恋物語〜やっと掴んだ幸せ〜
『オマケ』


「んで、あいつは誰?なんで依亜ちゃんなんて呼んでるんだよ」


「あはは…誰でしょうねー」


さっきまでの甘い雰囲気が嘘のよう。


今ではヤキモチやきの彼氏です。


ヤキモチってそれだけ愛されてるってことでしょ?


嬉しくないわけじゃない。


だけどね?!


時と場合を考えよう?!


今パーティーの最中だから!


これ、成績とかすごく響くからね?!


「依亜。ふざけんな」


うわー、これはガチギレしてるよ。


こうなると落ち着かせるのがなかなか大変なんだよね。


可愛いキャラだったときはガチギレとかしなかったから、最初はどうしたらいいのかわかんなかったっけ。


「ごめんって。あの人は…優紀くんは髑髏の副総長のお兄さんだよ」


髑髏という言葉に史音の肩がピクリと揺れる。


あーやっぱりそこ反応するよね?


「髑髏の?なんでそんなやつの兄貴といんだよ?」


そっから説明かー。


めんどくさいな。


簡単に説明してもいいかな?いいよね?


「ちゃんと一から説明しろよ?」


「うっ…」


なんでバレたんだ。


はぁ…仕方ない。


ちゃんと説明しますか。



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