銀髪姫の恋物語〜やっと掴んだ幸せ〜
「依亜はちょっとしたミスが多い。もう少し時間をかけて見直しした方がいい」


「はーい。さて、勉強もしたし、そろそろ倉庫に行く?」


時計を見ればすでに6時を過ぎている。


この時間になると不良たちも増えてくるし、倉庫に着くまでの間に絡まれたくはないからね。


「そうだな。あいつらも待ってるだろうし」


「うん。禅なんか1人だもんね」


雄吾は今日は大学の集まりがあるって言ってたし。


早く行ってあげないと下っ端たちが餌食になってしまう。


「史音は今日バイク?」


「ああ。依亜は車できたんだろ?」


「うん、バイクで行くにも置く場所がね…」


バイク乗ってるのも、置いてるところを見られるのも、シルバープリンセスとしては見られたらやばいからね。


イメージというものがあるし。


「あれは持ってきてるか?」


「もちろん!!」


隣りのイスに置いていたカバンを持って立ち上がる。


「ちょっと行ってくるね?」


「おう」


周りに人がいないのを確認してトイレに入る。







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