ワガママ王子はヤクザ様
ワガママ王子とオタク姫!?
(こんな事になるんなら、欲を出すんじゃなかった…!)

今まで通り、影から見つめるだけで、やめておけばよかったのに…

二次元の世界しか知らない彼女にはツライ『現実』。そして、鋭く突き刺さる『事実』。

唇を噛み締め駆け抜ける普段と変わらぬ風景は、涙に濡れる眼鏡のせいで靄が掛かり、まさに今の彼女の心情を表しているかのように、淡くおぼろ気に映るのだった。

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